870名前:卵の名無しさん[]投稿日:2011/09/28(水)11:07:05.14ID:6ipNWN8I0
昔あるところに魔女が住んでいた。
魔女は人々にいろいろなまじないや助言を与え
その代わりに食料などをもらって生活していた。
二重鏡の33番目に未来の自分が映る、
死体の脳みそを食べればその人の持っていた知識が得られる、
ろうそくで体の一部を焦がすとそこにこれからすべきことが浮かび上がる、
など、魔女の言うことは妖しげなものが多かったのだが、
それが逆に神秘的に思われて、魔女の言うことを信じる者はたくさんいた。
しかし欲張りな魔女は、多くの人が助言を求めてくるようになると
大金を要求するようになった。
ある日、1人の男が魔女のところを訪れた。
男は病に侵され、このままだと1ヵ月も持たない体であった。
男は魔女に助かる方法を聞いたが、金を持っていなかったので追い帰されてしまった。
男は死に物狂いで金を集め、再び魔女のところを訪れた。
そして何とか「何かを食べれば病気が治る」という助言をもらうことができた。
しかし金額が足りなくて、それが何かまでは教えてもらえなかった。
悩んだ末、男はあるものを口にした。